中高生くらい(永久歯の萌出が完了している人)から成人の方まで、広く可能です。
虫歯の治療や歯肉の炎症や出血があれば、
歯肉の治療をきちんと終えてからの仕上げに行った方がよいでしょう。
ただし、広範囲な虫歯の治療をしてある歯は、その虫歯の深さもチェックし、
ときには他の方法での審美性の回復を考えた方がよい場合もあります。
ホワイトニングの施術期間は、もとの歯の色、状態、ご希望の白さによって、個人差が出ます。
2週間くらいで効果がある方もいれば数ヶ月かかる方もいます。
歯の表面に薬を作用させるので、ダメージが全くないとは言い切れません。
しかし、基本的にはエナメル質の無機質には反応しないのでカルシウムやリンの溶出は
なく問題ないでしょう。
一時的に変化しても、唾液等の働きで48時間で元の状態に戻ります。
神経がある歯のホワイトニングの場合は、一時的に知覚過敏が生じることがあります。
歯がしみる時は、1日おきかトレーの装着時間を短縮して様子を見て下さい。
それでも痛む場合は、歯科医師がお出しする知覚過敏抑制剤(シリンジ入りジェル)を
使いますので、ご安心下さい。
多少の個人差はあります。(シェードガイドのステップで2〜8step程度)
また、歯ぐき側の部分はエナメル質が歯の先端部分より、
薄いので多少漂白されにくいことがあります。
横じまのある場合などは、薄くはなりますが完全に消える可能性は少ないです。
ホワイトニングで使用するジェルの成分中の過酸化水素が分解してできる
活性酸素による酸化反応で、エナメル質の有機物を分解して脱色します。
個人差がありますので、全てに該当するとはいえませんが、
当院の患者様の御希望の白さになるまでの平均を参考までにあげます。
オフィス・ブリーチ(クリニック内での漂白)
→約2〜5回
ホーム・ブリーチ(ご自宅での漂白)
→2〜4週間
※これらは変色の程度によっても異なります。
ホワイトニングは永久に効果が続くものではありませんので、
リバウンドは個人差によって多少おこります。
3ヶ月に1回程度、定期健診でPMTC(飲食や喫煙等による外部着色の除去)を行うと
効果を長続きさせることができます。
また、専用のトレーをお持ち頂くと、一年に一回位、
メンテナンスとして追加のホワイトニングを行うことも可能ですし、
クリニック内で、後戻りの気になる部分だけホワイトニングをお薦めします。
歯科医師にご相談下さい。
妊娠中や授乳中の方、知覚過敏のひどい方にはオススメできません。
また、無カタラーゼ症の方は適用外です。
その他、歯の状態によって効果が期待できない場合もありますので、
詳しくは担当医にご相談ください。