年齢的な制限はありません。子供からご高齢の方まで、歯肉などが健康であれば、
どなたでも治療を受けられます
普通に食べて大丈夫です。装置をセットしてすぐの数日間や調整後の2〜3日は、
硬いものを噛むときなどに少し違和感が出ますが、それも徐々になくなります。
指しゃぶりは3歳ごろまでにやめることが望ましいといえます。
なぜなら、指しゃぶりが長く続くと、奥歯は咬んでいるのに上の前歯と下の前歯がかみ合わず、
隙間ができてしまう「開咬(かいこう)」と呼ばれる不正咬合になる可能性があるからです。
始められます。複数の歯科医師に相談してみましょう。
好ましくない歯並び・かみ合わせを総称して「不正咬合」と呼びます。
不正咬合は
@あごと歯の大きさのバランスによる問題
Aあごの骨の前後的な位置の問題
Bかみ合わせの高さの問題
C左右へのズレの問題に大別されます。
この4種類が単独もしくはいくつか重なって不正咬合は起こっています。
「受け口」はAの前後的な位置関係の問題です。
受け口は「反対咬合」とも呼ばれ、横から見たときに、
下のあごが上のあごより前方にある状態をいいます。
反対咬合は、上のあごの成長が悪い場合と、下のあごの過度な成長の場合、
そして両者が複合している場合の3パターンが考えられます。
患者さんの反対咬合がどのようなケースかは、検査をしないと判断できません。
もし、あごの発育が悪ければ、成長を促す矯正装置を成長期に使う必要がありますし、
あごに過度の成長がある場合は、成長の抑制や成長方向をコントロールする矯正装置が必要です。
反対咬合を大人まで放置した場合には、あごの骨を切る手術が必要となる場合もあります。
反対咬合に限らず、歯並び・かみ合わせの問題は、気がついた時点で歯科医師に相談してみて下さい。ただし、治療時期や方法は、歯科医師によって答えが異なる場合がありますので、
複数の歯科医師に意見をもとめるのが望ましいと考えられます
あります。
それを防ぐために保定装置(リテーナー)というもので歯を正しい位置に保ちます。
矯正治療には、ワイヤーを調節して歯を動かす動的治療期間と、
きれいに並んだ歯を維持する保定治療期間があります。
保定期間中は保定装置という取り外しのできる装置を食事や歯磨きの時以外は装着します。
これは、正しい位置に移動した歯をそのままの位置に保っておくためです。
噛むことによって、歯と歯ぐき、アゴの骨格も形づくられ、顔の形が整えられます。
細いアゴでは歯もきれいに並べないのです。よく噛むこと、歯ごたえのある物を噛むことが、
きれいな歯並びを作ります。
アイドルの口もとにのぞく白い八重歯をかわいいと思われる方もあるでしょう。
それは、人それぞれの好みですから決して否定はしませんが、歯科医師の立場からすれば、
八重歯は清掃が難しく、虫歯や歯周病になりやすい歯といえます。
また、八重歯は噛み合わせの列からはずれ、犬歯咬合という噛み合わせの要の地位を失っています。
さらに、唇の動きが制限され口の中が乾きやすく、歯肉の病気にかかりやすいという弱点もあります。
外国ではドラキュラの歯と呼ばれて嫌われています。
子供の頃に八重歯になりそうだと気付いたら矯正して、正しい歯並びに治しておきたいものです。
歯は骨に直接密接しているわけではなく、
歯根膜という細かい線維の束で歯槽骨の穴に吊られています。
物理的に一方向から徐々に力をかけ続けていれば、
押された側に歯を壊す細胞ができその部分の骨がなくなります。
反対側には歯槽骨が新たにつくられます。
こうして歯が動き、出っ歯、受け口、乱ぐい歯などの歯列が矯正されるのです。
歯の位置や曲がりがあると、見かけが悪いだけでなくものをうまくかめなかったり、
言葉がはっきり発音できなかったりします。
また、ブラッシングがしにくいため、虫歯や歯周病になりやすいなど、
マイナス要因がたくさんあります。
希望が多いのは、
@歯を白くしたい
A歯と歯のすき間を詰めたい
B出っ歯を治したい
C乱ぐい歯を治したい
D八重歯を治したいといった事柄です。
最近の傾向として、20代の人が、男女問わず、必要を感じて歯並びをよくし、
美しい口もとにしたいと願う人が多くなってきていることがあげられます。歯並びが良くなると、
人前に出るのが楽しくなり、自然と性格も明るくなるという心理的効果もあります。
40代、50代の女性で歯のエステをする人たちの言葉を聞いてみると、「今まであきらめていたが、成人でも歯並びをよくすることができることを知って希望した」ということが多いようです。